はじめに
獣の奏者を読みました。
きっかけは
たしか、NHKでアニメをやっているのをたまため目にして、その後、楽天の電子書籍でコミックが無料お試しで少し読めたことでした。続きが気になったのですが、コミックよりも通勤中に読みやすい文庫版を読みました。
感じたことなど
王獣の本質を理解したいという思いに率直なエリンの生き方には共感を覚えつつ、霧の民の掟が何かわからないので不安を覚えつつ、でした。ラストまで王獣と闘蛇の関係(と言って良いのか?)がわからないので、読者はエリンと一緒に探求し続けることになります。ラストは少し悲しいですね。
掟というかタブーについては、やっぱりその理由というか根拠をきちんと示さないといけないなぁという気になる一方で、政治的なものだったりいろんな立場の人の思惑だったりが入り交じるので、全てをオープンにすることも難しいのかもなぁという気もしました。現実の世界も同じようなことがあるな、と思いながら読みました。
おわりに
あとがきだったかに書いてありますが、子ども向けではないと思いました。大人の方が楽しめる内容ですね。