外国人政策についての雑感

自民党の総裁選で、候補者の一人からこんな発言があったらしい。

そんな奈良のシカをですよ!足で蹴り上げる、とんでもない人がいます。殴って、怖がらせる人がいます。外国から観光に来て、日本人が大切にしているものを、わざと痛めつけようとする人がいるんだとすれば、皆さん、何かが行き過ぎている。そう思われませんか?SNSでも目にしますよね。
神社の鳥居を鉄棒のように見立てて、ぶら下がって遊ぶ観光客がいるとか。神社を何と思っとるんでしょうか。古いものが大切にされているところに、日本人の気持ちをふみにじって喜ぶ外国人が来るなら、何かをしないといけません。

特段の根拠はなく、「秘書がボランティアや旅館の関係者から聞いた」話を公共の場で、権力を持つ人が発信するのは慎重であるべきだと思う。

鹿を蹴る人はいるのかもしれない。私は怖くてできませんが。それが外国人であろうと、日本人であろうと、「そういうことはしてはいけない」で済む話だと思うのだが、なぜか「外国人」に焦点を当てて話題に出すのは、排外的な主張である。

政策で問題が生じているのであれば、それは是正すべきである。問題の有無は、事実を確認した上で行うべきであるし、データや実態に即して方針を作るべきだと思う。「自分の身近な人が言っているから」で政策を決めてしまう人が総理大臣になる可能性が有ると思うと、正直怖い。それが日本の民度だと言われれば、返す言葉がないわけだが…

投稿者: green pepper

子ども2人の育児に奮闘する情シスです。 勉強したことや、その日の出来事などを記録していきたいです。

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