はじめに
今週は以下の3冊を読みました。
最近は、デジタルではなくて紙の本を好んで読んでいます。疲れにくい気がします。
感想
ザ・ウェーブ
ファシズムの教室を読んで気になったので、読んでみました。ファシズムの教室は比較的ポップな調子だと感じていましたが、ザ・ウェーブは少し重たい印象がありました。
ファシズムは歴史の中のことだけで、現代では起こりえないと思う人が多いと思います。自分自身で実験できないので、確かなことは言えませんが、これらの本を読むと決して他人事ではないのかもしれないと感じました。現代でも排他的な言動が以前よりも許容されている印象があり、軽く考えていると後戻りできなくなるかもしれない、という危惧を覚えました。杞憂であってほしいです。
トム・ソーヤーの冒険
言わずとしれた名作ですよね。でもきちんと読んだことがなかったので、ちゃんと読めてよかったです。ハウスの迷作劇場で見ていたのですが、子どものときは時代背景やアメリカの地理的なことがよくわかっていなかったので、ツリーハウスいいなぁというくらいの記憶しかありませんでした。
少し前(数十年前)までは、トムみたいな子もいた気がしますが、今の時代ではトムみたいな子は生きづらいと思います。そういう点でもノスタルジックな作品でしたね。
自民党
自民党の政治家を著作等をもとに分析・分類した本でした。もっと堅い内容かと思っていましたが平易な文章で読みやすく、またわかりやすかったです。
右・左みたいな意味があるとは思えない対立が多い中、有意義な分類がなされていると感じました。また、自民党の幅広さを知る機会にもなります。ただし、だんだんと自民党は(他もそうかもしれませんが)純化していっていると思われるので、数年後に読むとまた違った感想だったかもしれません。世の中、そんなにすっきりとは分けられないと思いますけどね。