読んだ本
感想
第一部
精読と書いてあるとおり、逐条解説みたいな内容。
正直、思ったよりも詳しすぎて、びっくり。ただ、教育勅語はニュースとかで耳にするくらいでちゃんと読んだことがなかったので、全文を読めた上に逐条解説も知ることができたのは良かったです。
著者自身も教育勅語に否定的な見解をもっていると書いていますが、少なくとも解説には偏りはないと感じました。
第二部
「[始末] 来しかたとゆく末」というタイトルのとおり、教育勅語が制定(っていうのかな?)された経緯とかその後の扱いとかが書いてあります。
法律とかもそうですが、単に条文を字義どおりに理解するだけではなくて、どういういきさつがあって制定されたのかとか、作成者の意図とかそういうのもとても大事だと思いますが、教育勅語もそうなんだな、という印象を持ちました。
第三部
文献紹介です。研究したいわけではないので、ここはさらっと読み流しました。
まとめ
なんとなく教育勅語に対して賛成するにしろ、反対するにしろ、そのものを知るべきだなと思ったので手にとってみました。思いのほか、深い解説を得ることができたので読んでよかったと思います。。